*
*
 
*

港都向前行之二

気をつけ、敬礼 軍営から芸術文化センターに―衛武営

 

*

*

*

*

文化は人類が創造した精神の財産です。経済がすでに一定水準にまで発展した台湾で人々が追い求めるのは、単なる物質上の享受ではなく、徐々に精神面へと広がってきています。つまり、創造産業は、さながら時代の流れにおける新興産業となっています。創造産業という言葉は2002年5月、行政院の「挑戦2008:国家発展計画」のうちの「創造産業発展計画」をもとに名づけられました。政府が積極的に創造産業の発展を推し進めた2003年に提出した「新十大建設」の項目には、北中南の各地区に国際芸術および流行音楽センターを設置する計画があります。国際的な芸術文化の展示スペースを提供し、政府資源を補って全ての創造産業に対する最良の発展環境を構築していきます。また、その他未成熟な産業に働きかけて、台湾にすでにある製造業の基礎から他の活路を見出します。その中で高雄鳳山にある衛武営芸術文化センターを最大の芸術・文化建設案としています。

高雄は以前から重工業で有名ですが、厚みのある製造業の基盤以外に海洋文化の特徴も多く持っています。鳳山は昔から政治の中心地で、日本統治時代には海軍基地(現在の鳳山無線電信所)が設立され、人や文化が集まりって政府機関と古跡が林立していました。衛武営はもともと中華民国陸軍の大型基地でしたが1979年、軍事的使用が終わり、2003年に正式に公園用地へと変更され、公園、芸術センターと特定商業区の三位一体方式で再開発されました。うち、衛武営芸術文化センターは「南部両聴院」をもとに位置が決められ、新十大建設の一つとなりました。南部初、国家レベルの芸能芸術会場であるばかりでなく、政府による芸術・文化投資項目としては、この20年来最大となります。

2010年に衛武営芸術文化センターが着工され、予定では2014年に完工します。現在まですでに、ここで各種異なる型式の文化芸術イベントが多く行われ、徐々に南部の芸術・文化活動の中心となりつつあります。10月には10以上の素晴らしい芸術・文化イベントが予定されています。優人神鼓、HuiDance匯舞集、屏東児童楽舞団、屏東客家楽舞団、台湾大哥大衛武営音楽会、台北木偶劇団、蒂摩爾薪舞集、雅風楽集、衛武営玩劇節など数多く揃っています。

国際的に著名な芸術・文化の専門家を台湾に招き、高雄創造産業の新たな目覚めを促し、国外の創造産業成長の足跡をなぞり、今後の高雄の産業発展の参考とします。豊富な産業活動が同時に高雄周辺の産業の発展を促し、相乗効果を得て高雄を芸術・文化の都にします。

期待がもたれる素晴らしい芸術・文化活動以外にも、50ヘクタール以上もある衛武営都会公園も忘れてはなりません。毎日午後には多くの人々が運動に訪れます。ジョギングやサイクリングのほか、フォークダンスを踊るなど、南部の生活の気ままでのんびりした様子が伺えます。かつて軍事基地だった頃の重いイメージは払拭され、衛武営は生まれ変わって現在の芸術・文化センターとなり、南部地区の人々がリラックスしながら心身ともに充電できる最適な場所となりました。

文/高雄市政府経済発展局

写真/衛武営芸術文化センター準備処ウェブサイト、高雄市政府提供