主な産業

高雄市の主な産業はこれまで発展してきた石油化学、金属関連、海洋造船、国際物流産業の他、新興ICT、デジタル関係、バイオ医療器材、文化創造、観光等の産業も高雄を多元的な未来へ邁進させるものとして動き出しています。

石油化学産業

高雄は石油化学産業の要で、2013年には高雄地区の石油化学産業における生産高は約29,310億円です。これは我が国の石油化学産業生産高の約45%を占めています。膨大な産業クラスタは他では見られない整った上中下流産業体系として発展しています。主なクラスタは大社、仁武、林園地区と台湾中国石油の新第三ナフサプラント(新三軽)、四軽と五軽工場で、エチレン、プロピレン、ブタジエンなどの主な石油化学上流基本原料を生産しており、派生下流メーカーには台聚、亜聚、台塑、台氯、東聨、中織、国喬、台苯、李長栄、中石化、高塑、信昌、大連、台橡、南帝、申豊、台合と中橡などの企業があります。

高雄の石油化学産業は産業組織と製品検証によるチェーン化が発展し、人材、市場および技術データと融合して高価格化を呈しています。近年は環境保護や労働安全問題、国の政策に合わせて高価格化に必要な環境とサービスを提供しています。

地理的位置:仁大工業区、林園工業区

代表メーカー:台湾中油、台湾塑膠工業(台湾プラスチック工業)、南亜塑膠工業(南亜プラスチック工業)、李長栄化学、中国石油化学工業開発、長興化学工業、南帝化学工業、台橡公司

金属関連産業

全台湾の10大鉄鋼メーカーのうち5社が高雄に工場を有し、金属鉄鋼産業の60%を高雄が占めています。上、下流産業チェーンが完全に整っており、重要なクラスタを形成しています。

このうち最大規模の製鋼所が「中国鋼鉄公司」です。主な製品は冷間圧延、面メッキ、鋼板、線材、ワイヤー等の鉄鋼製品で、品質は世界レベルであり、国内市場占有率は50%にも達しています。同時に高雄地区における他の金属産業の発展を促進し、台湾最大のステンレス、合金複合ネジ、複合ナットメーカー兼世界最大の鋼鉄ナットおよび鍵のサプライヤーとなり、岡山、路竹地区に密集しています。ネジ製造業を例に取ると、台湾のネジ生産量は全世界の1/6を超えており、2013年の生産高は4,272億円に達し、うち93%が輸出で占められ、1,275社ほどある工場の半分近く(40%)が南部に集中しています。

グローバル化の発展に伴い、金属関連産業は今後、高付加価値製品に重点が移り、産業の需要に応じて金型、金属精密部品、自動車パーツ、金属材料および製品産業、航空宇宙と医療器材等の高価値製品が発展していくことでしょう。高雄が航空機産業で発展するうえで、航空機の部品製品、電子製品設備の製造、および特殊工具生産と製造技術の実力はすでに国際的に認められており、日本の業者による協力も得ています。

地理的位置:高雄市臨海工業区、岡山区および路竹区

代表メーカー:中国鋼鉄、燁聨鋼鉄、春雨鋼鉄、晋禾企業、川湖科技、駐龍精密機械、台湾福興工業、東台精機グループ、油機工業、長亨精密

海洋並びに造船産業

高雄地区内の船舶メーカーは計126社で全台湾の1/2を占めています。高雄にある台湾唯一の大型造船工場「台湾国際造船公司」の主な業務は船舶、公務船、コンテナ船、機械の製造と修理で、世界第4位の百万トン級ドックを有し、コンテナ船の受注は世界で7位、アジアでは第4位となっています。2012年の引渡し船舶数は計16艘、営業収入は1,062億円、約382,752 CGTでした。

2013年の台湾における80フィート以上の大型ヨット受注高は世界第6位、アジアでは第1位で、全台湾33社のヨットメーカーのうち17社が高雄に工場を設けており、これは全台湾のヨット製造総生産高の80%を占めています。また品質、技術に優れ、原料供給網が整備されていることから、イタリア、オランダ、アメリカ、イギリス、ドイツなどの著名なメーカーと競争を繰り広げています。高雄の周辺には優良な遊覧船観光港があり、興達港と南星計画区で展開している遊覧船観光産業に関連する計画があります。興達港の後背地は広大で、水陸両方の運送に便利です。すでに伝統の漁業生産から、レジャー観光という多機能の漁港へとモデルチェンジしており、全港は遊覧船観光商業エリア、修造船エリアと海洋産業発展エリアなどの3つのエリアに分かれています。修造船エリアと海洋産業発展エリアは市政府の計画によりBOT方法で民間のアイデアと資源を活用し、この港に新たな生命を与えます。高雄が現在推進中の「南星計画ヨット専用区」は110ヘクタールで、投資金額は172.4億円、年生産高は344.8億円に達する見込みです。また、4,000人以上の就業機会を生み、「アジアの豪華ヨット製造センター」となることを目指しています。

地理的位置:旗津造船専用区、臨海工業区、大発工業区

代表メーカー:台湾国際造船、慶富造船、中信造船、三陽造船工場、龍德造船、嘉鴻ヨット、嘉信ヨット、東哥企業、大瑞ヨット、強生ヨット

ICT産業

高雄市にはサイエンスパーク、ソフトウエアパーク、加工輸出区と工業区があり、整った科技作業環境を有し、海と空の条件にも恵まれています。世界トップレベルのパッケージテスト産業グループもここにあり、世界のサプライチェーンにおいて極めて重要な役割を担っています。

整ったICT周辺部品産業は台湾の平面ディスプレイとIC製造業発展における重要な要素となっています。例として世界最大のICパッケージテスト工場である日月光公司を挙げることができ、同社は本部を高雄に置いています。また世界をリードするハイレベルのプリント基板、フレキシブル回路基板、受動素子産業メーカーも高雄に工場を有し、国際グリーンエネルギーが叫ばれる中、ソーラーエネルギー、高効率性能のインテリジェントモーターと電動車への供給部品、電池等の産業も高雄に芽生えています。

地理的エリア:楠梓、高雄および臨広加工輸出区、岡山本洲産業パーク、高雄サイエンスパーク、高雄ソフトウエアパーク

代表メーカー:日月光グループ、瑞儀光電、恩智浦半導体、華泰電子

国際物流産業

高雄は「海と空の二つの港」という輸送の優位性を有し、港や空港周辺の陸上輸送システムが整っており、国際物流発展における有利な条件を備えています。高雄の自由貿易エリアは税制優遇措置の他、改善と加工という付加価値を高める機能を提供し、エリア内の倉庫を民営化してコストを下げ、作業効率を高めると同時にオートメーションゲート管制システムを導入しています。この事から作業手順を早め、貨物やコンテナの港内における停留時間を短縮しています。

将来は自由経済モデルエリアをサポートし、「エリア内関税免除」の概念を導入して、「前に店、後ろに工場によるアウトソーシング」という運営モデルを融合します。そして港地区の陸地を拡大し、電子ビジネスと物流サービスを結合することで、税務メカニズムとクラウド・プラットフォーム等の情報サービス刷新による物流サービスを提供し、商品流通の自由さと付加価値を高め、税務、港務を迅速かつ効率的におこないます。また、国際的な大手メーカーを吸収し、高雄の自由貿易港エリアを全世界の流通センターとします。

2013年6月に高雄はLMEアジア地区における9番目の受渡港となり、高雄港自由貿易港エリアの貯蓄ターミナルとして国際非鉄金属を導入しました。効果的に中国の主要港と連結し、高雄港はサプライチェーンとして重要な拠点となりました。そして国際性のある貯蓄ターミナル、アジア太平洋地域のハブ港としての地位を強化することとなりました。

地理的位置:成功物流パーク、高雄航空貨物輸送パーク、高雄港自由貿易港エリア、南星自由貿易港エリア、高雄洲際コンテナセンター

代表メーカー:好好国際物流、杰鑫国際物流、高群裝卸、一路国際物流

バイオ医療器材産業

高雄市は台湾における歯科医療機材の要衝で、ネジナット業の転換の他、伝統産業も根付いており、6箇所以上の教育機関、19箇所の公私立大学を結合させて高付加価値の医療器材産業クラスタとしています。現在、主に集中している分野は歯科、整形外科、医学美容の医療器材で、将来の医療観光産業に対する準備の他、国際的な医療器材産業を吸収または技術提携し、アジア医療のシリコンバレーとして世界の医療器材メーカーを引き付ける予定です。

地理的位置:岡山本洲産業パーク、高雄サイエンスパーク

代表メーカー:聯合骨科器材、科頂科技工業、自遊実公司、鴻君科技、全球安聯科技

観光産業

高雄は海空両港を有する優位性を活かし、積極的に国際、中国航路を開拓します。各施設の改善、格安航空会社の参入によって、毎年、国際航空便数が成長しつつであり、2013年の国際航空便数は24,946便で、約3百四十万人の旅客を運送しました。また、高雄港に停泊する国際客船の数も増加中しており、年々、高雄を訪れる観光者数が増えつつです。旅客数は2009年の1,092,710人から2013年には1,734,419人まで成長しました。増加率は58.7%。2013年の、高雄の観光産業の総市場額は689.7億円を突破しました。

また、中国からの自由旅行客および海外観光客数の観光ビジネスチャンスに目をつけ義聯グループ、晶華グループ、京城建設グループ等の業者が積極的に新しいホテルを建設中、投資総額は1034.5億円にのぼるため。観光産業の発展はこれから益々成長が期待されます。

文化創造 とデジタルコンテンツ産業

近年、高雄では「文化創造」を重点発展産業と位置づけ、映画、テレビ、流行音楽、デジタルコンテンツ、ビジュアルコミュニケーションなどのクリエイティブ な内容を積極的に取り入れています。特に、駁二特区を含む文化活性化スペースでは映画撮影を奨励するなど、産業競争力を高めています。

そのうち駁二芸術特区のクリエイティブ な雰囲気、デジタルコンテンツクリエイティブセンターの創業精神、更に高雄ソフトウエアパークは、産業発展の中心としてアニメ、2Dを3Dへと転ずるビジュアル効果、ビジュアルアート、大型ゲーム、オンライン音楽ストリーミング、体感シアター型等、新興デジタルコンテンツ等の 指標性企業の誘致に成功し、高雄の独特な「デジタルコンテンツ」産業クラスタを形成しています。

高雄は投資優遇奨励を拡大するとともに産業の人材募集、産学提携の強化、専門家統合のプラットフォームに協力し、メーカーに完全な仲介サービスを提供しています。

地理區位:高雄ソフトウエアサイエンスパーク駁二芸術特区デジタルコンテンツクリエイティブセンター

代表廠商:智冠科技願境網訊智崴資訊科技兔将視覚特効影業樂陞美術館西基電脳動画